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医療系国家試験の微生物・免疫学分野の出題傾向を分析する

医師・歯科医師・薬剤師・臨床検査技師・看護師・歯科衛生士などの国家試験から生物・微生物・免疫学の問題を集めて受験生に役立ててほしいという趣旨です。出題傾向の分析や予想もしていきたいです。

2016年 各国家試験の受験者数

このブログを始めた時には、特にどの国家試験受験生を対象にとは考えていなかったのですが、アクセスデータを見てみますと、臨床検査技師と、看護師の国家試験問題へのアクセスが多いようです。

 

そこで、各国家試験の受験生数が気をしらべてみました。

 

2016年 平成28年の受験者数


医師国家試験 第110回
出願者数 受験者数 合格者数 合格率
9,759人 9,434人 8,630人 91.5%


歯科医師国家試験 第109回
出願者数 受験者数 合格者数 合格率 

3,706人 3,103人 1,973人 63.6%

 

看護師国家試験 第105回
出願者数 受験者数 合格者数 合格率

62,633人 62,154人 55,585人 89.4%

 

薬剤師国家試験 第101回
出願者数 受験者数 合格者数 合格率
16,658名 14,949名 11,488名 76.8%

 

臨床検査技師国家試験 第62回
出願者数 受験者数 合格者数
4,628人 4,400人 3,363人 76.4%

 

歯科衛生士国家試験 第25回
受験者数 合格者数 合格率
7,233名 6,944名 96.0%

 

すべて、新卒と既卒を合わせた全体数です。これを見ると、看護師国家試験の受験生数は、飛び抜けていますね。それで訪問が多いのは合点がいきます。一方の臨床検査技師は、歯科医師に次いで少ない4600人程の受験生しかいないのに、多く訪問していただいているようです。情報を得られるところが限られているからなのでしょうか?せっかく来ていただいているので、力をいれていこうと思いました。徐々に、になりますが。

 

それにしても、歯科医師国家試験の合格率の低さは際立っていますね。歯学部の現状については、speeさんのブログが詳しいです。

 

ついでに、、もう少し詳しい数字をあげます。まず、公表されている数字から、新卒者と既卒者別の数字を出しています。

また、合格者/受験者の合格率に加えて、出願者数に対する合格率、出願者数に対する受験者の割合を出します。

*印は、公表されているデータを元に、計算して出した数値です。

医師国家試験 第110回
               出願者数     受験者数     合格者数     合格率        *合格/出願     *受験/出願
新卒者    8,943人        8,660人        8,165人        94.3%        91.3%        96.8%
*1)既卒      816人              774人          465人          60.1%        56.9%        94.8%

全体    9,759人            9,434人        8,630人        91.5%        88.4%

*1(全体-新卒者)で既卒の値を出しています。

歯科医師国家試験 第109回
              出願者数     受験者数     合格者数        合格率        *合格/出願    *受験/出願
新卒者    2,536人        1,969人        1,436人        72.9%        56.0%          77.6%(イ)
*1既卒     1,170人        1,134人         537人        47.3%        45.8%         97.2%

全体       3,706人        3,103人        1,973人        63.6%        53.2%(ア)83.7%

歯科医師国家試験では、見かけの合格率以上に、出願者数に対する合格率が低い事がわかります(ア)。出願しても受験しない人が多いということですが、これは、ほとんどが新卒者つまり最終学年の6年生であることが分かります(イ)。4人のうち1人は受験できないとは、結構な割合です。

歯学部、とくに私立大学の歯学部では、出願はさせても、最終的に留年させたり、卒業はさせてもその年の国家試験は受けられないようにする手法が取られているそうです。これは、国試合格の見込みの薄い学生に受験させないことで、見かけの新卒合格率(合格者/受験者)を上げる、数字のごまかしのためと考えられます。

しかし、各大学別で、出願者に対する合格率や、入学者数に対して6年間で国試に合格する割合などが公表されるようになってきており、見かけとは違った実態が見えてきています。詳しくは、別の記事でまとめたいと思います。


看護師国家試験 第105回     
                出願者数     受験者数     合格者数     合格率       *合格/出願  *受験/出願
新卒者     56,697人     56,414人     53,547人     94.9%        94.4%        99.5%
全体         62,633人     62,154人     55,585人     89.4%        88.7%

薬剤師国家試験 第101回
             出願者数         受験者数    合格者数    合格率        *合格/出願  *受験/出願
新卒者   9,625名           8,242名       7,108名    86.24%        73.8%        85.6%
全体   16,658名         14,949名    11,488名    76.85%        68.9%

臨床検査技師国家試験 第62回
              出願者数     受験者数     合格者数      合格率        *合格/出願 *受験/出願
新卒者    3,896人      3,727人        3,256人       87.4%        83.5%        95.6%        
全体        4,628人      4,400人        3,363人       76.4%        72.6%

 

とりあえず、以上です。