2016年 歯科衛生士国家試験から
↓ここからが、本題↓
2016年の歯科衛生士国家試験問題(第25回)の中から、微生物学・免疫学関係の問題を抜き出しました。
<ポイント >
(午前7)ペリクルで正しいのはどれか。
- 上皮細胞からなる。
- 厚さは10~20μmである。
- 細菌や有機物質を吸着しやすい。
- 酸に対する抵抗性を低下させる。
(午前11)球菌はどれか
- Streptococcus mutans
- Fusobacterium nucleatum
- Porpyromonas gingivalis
- Aggregatibacter actinomycetemcomitans
(午前12)
免疫グロブリンの図を示す。この免疫グロブリンの特徴はどれか。
- 胎盤通過性がある。
- 抗原感作後に最も早く出現する。
- 免疫グロブリンの中で血清中に最も多い。
- アナフィラキシーショック型アレルギーの原因となる。
(午前13)プリオンの本体はどれか
- DNA
- RNA
- 糖質
- タンパク質
(午前17)歯質変色の副作用がある薬物はどれか
(午前17)菌体外多糖類を合成するStreptococcus mutans の酵素はどれか。
- アミラーゼ
- トリプシン
- ペルオキシダーゼ
- グルコシルトランスフェラーゼ
(午前26)新興感染症はどれか。2つ選べ。
(午前36)HBe抗原陽性患者の印象採得物の消毒に有効なのはどれか。
(午前97)ノロウイルス感染者の吐物の処理の手順を示す。
① 使い捨ての防護服を着用する。
② 吐物をペーパータオルで拭き取る。
③ 拭き取った吐物は便器に流す。
④ 拭き取った後の床は次亜塩素酸ナトリウムで消毒する。
適切でないのはどれか。
- ① b. ② c. ③ d. ④
(午前101)ABO式血液型の説明で正しいのはどれか。2つ選べ。
(午後11)レトロウイルスはどれか。
(レトロウイルス科のウイルスと言えば、HIVが有名ですが、もうひとつはどれでしょうか?)
(午後12)女性ホルモンによって発育促進がみられるのはどれか。
- Prevotella intermedia
- Actinomyces naeslundii
- Tannerella forsythensis <forsythia>
- Aggregatibacter actinomycetemcomitans
(午後18)う蝕の発生原因となる甘味料はどれか。
(午後24)水道法の水質基準において検出されないことと規定されているのはどれか。(公衆衛生)
(午後24)予防接種において生ワクチンを用いるのはどれか。
- 麻疹
- 破傷風
- 百日咳
- インフルエンザ
(MRワクチンというのがあります。)
(午後36)低温プラズマ滅菌で正しいのはどれか。
- 環境汚染がある。
- 使用ガスに毒性がある。
- 滅菌温度は70℃である。
- 器材は滅菌直後に使用できる。
(午後72)口腔内の付着物・沈着物と構成物の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
- 舌苔 – 剥離上皮
- プラーク – 口腔細菌
- ペリクル – 口腔細菌の産生物
- ステイン – 唾液由来の糖タンパク質
(午後97)床やスピットンに散った血液の消毒に6%次亜塩素酸ナトリウム液を希釈して0.5%液を600mL作ることにした。
6%次亜塩素酸ナトリウム液は何mL必要か。
- 25 mL
- 50 mL
- 75 mL
- 100 mL
(まず、6%を0.5%に希釈するには、何倍に希釈するか?600mlに、その希釈率をかける(割る)と、答えがでます。)
詳しい解説は、、
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